恵比寿 人類みな麺類
昨年7月に恵比寿でオープンした今話題のラーメン屋、人類みな麵類 東京本店 に行ってきました。
大阪で人気の行列店が、東京に進出してきたというお店です。都内にどんどん出店中とのこと。
11時過ぎに到着しましたが、既に何人か並んでいました。すごい人気。
謎の石像が入口付近に並んでいます。
暖簾のデザインがかっこいい。
このお店のラーメンのウリは、なんといってもチャーシュー。店主曰く、麺とかスープとかはどうでもいいからとにかくチャーシューにこだわりまくった!とのこと。潔い。
普通のラーメン屋は「スープがなくなり次第営業終了」とかって言ってますが、このお店は「チャーシューがなくなり次第終了」と言っています。主役が完全にチャーシュー。もはやラーメンではないのかもしれない。
そのチャーシューはもう少し後で紹介するとして、麺やスープにもちゃんとこだわりを持たれています。
店内には製麺所が併設されていて、お店のラーメンはすべてここで作られているようです。
メニューはこんな感じ。
らーめん macro が一番人気とのことだったので、それを注文。焼豚はせっかくなので2枚乗せで。
サイドメニューの豚丼も気になったけど、また今度にしよう。
ビールも色々と揃っていたから飲みたかったけど、仕事の合間だったので我慢。。。
数分でラーメンが到着。
見よ、この迫力を。
焼豚(チャーシュー)の存在感よ。麺を押しのけて、器の半分を豚が占めています。なんだこの分厚さ。
持ち上げるとめっちゃ重くて手がぷるぷるします。
焼豚に横から豪快にかぶりついてみると、、、
あれ、意外にあっさり。てか美味い。あっ、美味い!
脂身がすごいので食べるのがキツいんじゃないかと思ってましたが、全くそんなことはなく、ただただジューシーな旨味だけを携えていました。素晴らしいお肉。
自家製麵は全粒粉入りの中太ストレートで、香りがよく食感はプリプリ。ツルツルといけてとても美味しい。
スープは貝の出汁がたくさん出ていて、肝臓に良さそうな美味しさ。全部飲んでも飽きない。
こんなボリュームなのに、ペロっと食べ切ってしまいました。美味かった。
恵比寿にはなかなか行く機会がないんですが、次に恵比寿に行く時はまた必ず来訪を企てます。
とっても満足。肉好きの方には特にオススメです。
渋谷 炭火焼 ゆうじ
渋谷でとても有名な焼肉・ホルモンのお店、ゆうじさんに初訪問してきました。
1年半ほど渋谷に勤務していた時期があるんですが、その職場の人から、このお店は美味しいけれど予約が取れない、と聞いていました。
日曜日は定休日で、土曜日はかなり先まで予約が埋まっていたのですが、平日夜で予約を取ることができました。
先に言ってしまうと、今までに訪問してきた全ての焼肉屋さんの中でも、1,2を争う美味しさでした。
席についてすぐにビールを注文。お肉は店員さんオススメのものを1人前ずつお願いしました。プラスでハツ刺しとナムルを追加。
最初に登場したのはハツ刺し。
いやー美しい。キレイな赤。
当然といえば当然なんですが、臭みゼロです。新鮮なホルモンがウリのお店で、この美しさのハツに臭みがあるわけがありません。
タレが深みのある甘さで、非常にハツに合います。添えられているカラシを少量つけてあげると、タレの甘さが引き立ちます。
非常に美味し!!
お次はレバー。
焼きすぎない程度にササっと焼いて、塩ゴマ油に付けて頂きます。
めちゃくちゃ美味しい。レバーを食べられる人間で本当によかった。
味も食感も香りも最高です。これももちろん臭みゼロですよ。
美味しい豚レバーなら以前このブログでも紹介した木々家さんなどで頂いてきましたが、これは今まで食べてきた牛レバーの中で間違いなく一番です。
次にはホルモン(シマチョウ)が登場。
シマチョウは特に美味しいものとそうでないものが分かれる部位だと思っているんですが、これは感動してしまうほど美味しいです。
結構しっかり焼かないとなかなか食べられないというイメージがあるシマチョウですが、これはそこまで時間がかかりません。鮮度がいいからでしょうか。
シマチョウ特有の噛み切りにくさといったものは全くなく、絶妙な弾力ととめどなく溢れてくる旨味が口の中を襲います。最高。
焼肉の王道、ハラミも頂きました。
いい意味で予想通りの、ザ・美味いハラミ。
適度に柔らかく、適度に肉感があり、適度に脂が乗っていて、絶妙なバランス加減。最高です。
生姜がお皿に添えられているのが珍しいなと思ったのですが、醤油ダレとの相性がとてもよく、ハラミの旨味が引き立ちます。
お次は上ミノ。
ミノ自体あまり食べたことはなかったのですが、これはもうべらぼうに美味いです。この日一番だったかもしれません。
ふわふわの食感、脂の旨味、どちらも絶品です。
こんなホルモン食べちゃったらそうそう他のホルモンを頂けなくなっちゃいます……
まだまだきます。ギアラ。
これまでは塩味が続いてましたが、ここにきて特製ダレに浸かって出てきました。
焼いてから更に別のタレに付けて頂くんですが、これがまた濃厚でとっても深い味わいを生み出してくれます。
このギアラもほぼ食べたことはなかったんですが、これも絶妙な柔らかさと弾力で、味もタレと相まってもう素晴らしく美味しいです。
ホルモンのラストは、聞いたことがない部位、ヤン。
ヤンとは、牛の第二・第三の胃の間にある部位だそうで、牛一頭につき数百グラムしか取れない希少部位らしいです。
噛むとまるでアワビのような弾力。こちらも特製ダレで頂くんですが、噛めば噛むほど出てくる旨味をこれでもかと引き立たせてくれます。美味い。
割とお腹いっぱいになったところで、最後のデザートはお肉の盛り合わせです(?)
お酒も入っていてお肉の部位は忘れてしまったんですが、ザブトンが含まれていたのは覚えています……とにかく希少部位ばかりの高級盛合せでした。
こちらを焦げ目がほんのりつく程度のミディアムレアで頂きます。
最っっっ高!!!言わずもがな!!!
どの部位も脂の甘みがものすごいです。素晴らしく美味しかった。
お会計をしている時に、お土産が売られていることに気が付きました。
この焼肉のたれ、実際に味わった身としてはとてもほしいです。
この時はなぜか買いませんでしたが、通販もしているそうなので、今度買ってみます。
牛すじカレーも気になる……
本当に噂に違わぬ素晴らしく美味しいお店でした。お肉の質・鮮度・味付けは、どれも最高レベルでした。
また平日夜を狙って必ず訪問したいと思います。
らーめん 〇麺堂(まるめんどう)
世界で一番好きな、本当に美味しいラーメン屋さんが、この〇麺堂さんです。約6年ぶりの訪問。
不便な場所にあるためなかなか行けていなかったのですが、緊急事態宣言による自粛中は運動不足が顕著だったので、自転車で往復2時間半弱かけて行ってきました。脚パンパン。
本当は原付を買ってから行くつもりだったんですが、ちょうど自粛期間が来てしまったのと、購入前に原付講習に通おうと考えていた教習所がしばらく新規募集を中止するらしく、もう食べたい欲を抑えられず。。。
最寄り駅は西武新宿線の東伏見という駅ですが、そこから徒歩15分程の、青梅街道沿いにお店があります。
お店の近くに専用の駐車場も1台分あるので、車やバイクなどで行く方が便利です。
メニューはこんな感じ。
壁の黒板にも、限定メニューを中心に書かれています。6年前は黒板はなかったはず。
自分のいつもの注文のし方は、らーめん+まるめんごはんです。
追加麺も味付けがしてあって美味しいんですが、きのことチャーシューをにんにく醤油で炒めたものがご飯に乗っているまるめんごはんが絶品で、売り切れていなければいつも注文しちゃいます。
いつも期間限定麺も用意されていて、それも以前はたまに注文していたんですが、どれも外れなくとても美味しいです。
黒板メニューを見て、6年前には見覚えのなかった0円メニュー 辛辛もやし をお願いしました。
一口食べちゃってから写真を撮ったので、ちょっと減ってます…
辛辛というよりはピリ辛ですが、ビールには合いそうですねぇ。
やがてらーめんが到着。お久しぶりです!
誰がどう見ても美味しそうでしょ。
スープのベースは豚骨醤油で、焦がしニンニクが散りばめられています。このスープとニンニクの相性が完璧で、本当に本当に美味しい。
テーブル上にはフライドガーリックも置いてあるので、ニンニク感を増したい時はそちらを足すこともできます。
麺は極細というほどではないですが、ちょうどスープによく絡む細さで、勢いよくすすると最高の香りが鼻に抜けていきます。
このスープを更に引き立ててくれるのが、こちらの極厚チャーシュー。
炭火で炙られているので、その香りがスープにも移って、香ばしさが引き立ちます。
肉自体は意外とあっさりしているんですが、ほろほろと崩れるほど柔らかく、麺やスープと一緒に食べるともうノックアウトです。
麺とチャーシューを一通り食べ終わったら、このまるめんごはんを……
スープにIN!!!
はい絶品~~~~
にんにく醤油味のきのことチャーシューがスープとご飯にベストマッチ。これほど美味しいらーめんの〆は他に食べたことがありません。
これは本当にみんなに味わってほしい。。。
麦茶1.5リットルを飲み干したほど暑い中ママチャリで頑張りましたが、そんなツラさよりも余裕でこのラーメンを食べたことによる幸せが勝利しました。
あっさり系のラーメンが好きな人には合わないかもしれませんが、しっかりとした濃厚なラーメンが好きな人には最高にオススメです。
行くのはなかなか大変なお店ですが、もし近くを通るような方がいれば、ぜひ寄ってみてください。
(PS)
壁に大きなマンガとサインが描かれていたので、記念に写真を。
後で調べたところ、まんがライフオリジナルで15年以上にわたって連載中の、10歳の小学生兼板前が主人公の料理マンガ「ちぃちゃんのおしながき」だそうです。
作者の大井昌和さんはこちらの常連さんなんでしょうかね?
浅草 捕鯨船
このお店はご存知の方も多いのではないでしょうか。
浅草の名店、捕鯨船さんです。
なぜ有名かというと、ビートたけしの名曲 浅草キッド の歌詞の中で「お前と会った仲見世の 煮込みしかないくじら屋で」と登場することが大きいですね。
こちらの店主は元々浅草の劇団で活躍されていた役者さんで、ビートたけしの先輩に当たる方なんだとか。
売れていなかった当時のビートたけしもこのお店に通っていたそうで、今でも来ることがあるとのこと。
お店の中には、所狭しとものすごい数のサインが壁に直接書かれています。
お笑い芸人さんだけでなく、布袋寅泰などのミュージシャン、 ちばてつやなどの漫画家(あしたのジョーの絵が描かれています)、アニマル浜口などのスポーツ選手(タレント??)などなど、各界の著名人が訪れているようです。
18:00頃に訪れましたところ、既にお店の外に7~8人程度並んでいましたが、タイミングがよかったのか10分程度で入店できました。
カウンター席と小さな座敷が1つしかないので、店内は大混雑です。
店内の写真、完全に撮り忘れていましたが……
飲み物は、「元祖チューハイ」なるものを注文。
冷やし飴を焼酎水割りで割ったもののようです。少し甘く、飲みやすくて美味しい。
これも浅草キッドの歌詞で出てきますね。
「夢を語ったチューハイの……」
くじらの刺身は色んな種類がありましたが、特にお店でオススメしていた「鹿子(かのこ)」という部位を注文。
脂身が多めな見た目に反し、弾力がすごい。噛めば噛むほど味がジュワジュワと出てきます。
生姜醤油をつけて長く噛んでいると、生姜の香りがキレイにくじらを纏ってくれます。
この量で2,620円となかなかお値段は張りますが、これは肉好きにはぜひ味わって頂きたい逸品。
くじらの竜田揚げも注文。
この下町感満載な見た目が食欲をそそります。
これも適度な歯ごたえがあって、噛めば噛むほどジュワジュワジュワジュワ……
添えられているカラシを付けると、これがめちゃくちゃ美味い。これほどまでにカラシが合う食べ物とは出会ったことがありません。そのくらい美味い。
チューハイもすごい勢いで減っていきます。おかわり。
こちらはくじら肉ではありませんが、他のお客さんが注文していてめちゃくちゃ美味しそうだったので、つい注文してしまった牛煮込み。
牛すじ煮込みといえば浅草の名物ですが、これはめちゃくちゃ美味い。
もう一度、いや三度言いますが、め ち ゃ く ち ゃ 美 味 い 。め ち ゃ く ち ゃ 美 味 い 。 め ち ゃ く ち ゃ 美 味 い 。
牛モツは色んな部位が使われていますが、かなり質が高いものです。これで630円は安すぎる。
甘辛な味付けでたっぷりと煮込まれていて、お酒がすすみまくります。
お酒好きの人がこれを嫌いなわけがない。最高です。
混んでいたのもあってこれだけで退店してしまいましたが、まだまだ食べてみたい料理がたくさんあったので、また必ず再訪したいです。
くじらの刺身は他にも7種類くらいあり、くじら野菜炒めも気になりました。
なるべく早めにまた行きたいです。。。
浅草橋 たいこ茶屋
お刺身の食べ放題ができるお店が浅草橋にあると聞いて、さっそく行ってきました。
「たいこ茶屋」さんです。
1,500円で食べ放題だなんてとてもリーズナブル!
お刺身だけでなく、日替わりおかず・ご飯・味噌汁・サラダ・フルーツポンチなど、店内にある食べ物すべてが食べ放題です。
この貼り紙には書いてありませんが、生卵も置いてありました。
こちらで食べ放題を頂く際、朝10時から配布される整理券をまずもらう必要があります。
整理券に入店時間が書かれており、11:00、12:10、12:50の3回に分けられているそうです。10時ちょうどに整理券をもらいに行ったので、11:00から入店できました。
後から知ったんですが、11:30または12:40で予約もできるらしいです。
↓こちらがビュッフェカウンター。
お刺身やサラダが所狭しと並んでいます。テンション上がっちゃう。
お刺身はマグロがメイン。どかーーーーんと盛られています。
めばちまぐろと南インドまぐろがあります。
ネギトロもこんなに大量に!
づけまぐろも少量ですがあります。
サーモンは軽く火が通されたものが盛られていました。
たこもこんなにたっぷり。
ベビーホタテもおいでです。かわいい。
日替わりのおかず。この日は麻婆豆腐と根菜煮の2種類でした。
まずは、お刺身を各種少しずつとサラダを盛ってみました。
↑ビュッフェコーナーで写真を撮り忘れましたが、しらすも盛り放題だったので、ちょろっと追加。
お刺身はどれも新鮮で臭みがなく美味しい!特にネギトロは甘みもあって、するすると食べれちゃいます。
火が通っているたこやサーモンもとても美味しいです。いくらでも食べれちゃいそうな錯覚に陥ります。
ご飯も食べ放題なので、ここで海鮮丼を作成。オリジナルのネギトロ・サーモン・ベビーホタテ丼!
山葵醤油をかけて口にかきこみます。うまーい!!!
が、ここでお腹いっぱいに……まだ25分しか経ってなかったのに……
少量の麻婆豆腐と味噌汁を頂いて、フィニッシュしました。
1,500円という価格なので、もちろん高級な部位が出てくるわけではありませんでしたが、新鮮なのでとても美味しく、コスパはとてもいいです。
ちょっと前までは1,300円、更に昔は1,100円でやっていたそうで、よくそれで採算が取れていたな……と不思議に思います。
お刺身をお腹いっぱい食べたい時はとてもいいお店だと思います。夜は居酒屋として営業しているそうなので、そちらで再訪もアリですね!
29ON 銀座店
29ONさんは過去に「西新宿本店」「池袋店」「表参道店」「代官山店(閉店)」とすべての店舗をこのブログで紹介してきましたが、閉店した代官山店と入れ替わるようにオープンした「銀座店」に、12月と1月に連続でお邪魔してきました。
2019年12月のメニューはこちら。全体的におしゃれな雰囲気が料理名から漂います。
まずはスープから。茄子とクスクスが入った和牛中華スープ。
クスクスは世界最小のパスタと言われているものらしいです。デュラム小麦粉の生地をこねて、網でこす作業を何度も繰り返すことで作られるんだとか。
食べてみると、キヌアなどのスーパーフードのような食感です。原料は小麦粉なので、そんなに栄養価は高くないはずですが。。。
パスタなのに中華スープに合うという不思議な感覚。もちろんいつものサーロインのお肉もバッチリジューシーに仕上がっています。
銀座店特有の名物料理として、燻製が出てきました。鴨胸肉のサテ仕立て 瞬間燻製。
普通の燻製だと火が通りすぎてしまうため、低温調理にこだわる29ONさんでは、特殊な方法でかなり低い温度かつ短時間で燻製しています。
料理と特殊な小さな燻製機を乗せたお皿に蓋をすることで、お皿に煙が充満し、数分程度で燻製が作れてしまうという優れものらしいです。
そんな短時間でちゃんと燻製になるのかと疑問に思いきや、口に入れた瞬間、いや、口に入れる直前から、かなり強いスモーキーな香りが漂います。
鴨の胸肉はしっかりとした歯ごたえで、低温調理の特徴である柔らかさとジューシーさを兼ね備えた料理が多い29ONさんにとっては珍しいタイプの料理かもしれません。つい赤ワインを飲みたくなってしまいます。
そしてこれまた攻めた料理が登場。猪ロース肉の低温ロースト。
猪肉はほとんど食べたことがなかったんですが、これは非常に美味しい。
少し硬めの筋がところどころにあるものの、それを噛むことで深みのあるジューシーさが溢れ出してきます。旨味がかなり強いです。
脂はかなり多めですが、この脂が非常に甘く、栗のソースととてもよく合います。
そんな猪肉と一緒に、なんとフォアグラまで乗ってしまっています。 ジロール茸とポルチーニ茸のソテー も乗ってしまっています。旨味と香りの暴力です。本当に美味しい。
ここでメインのお肉が登場。トマホークのコンフィとカタサンカクの低温調理。
低温調理を行う29ONさんで揚げ物が出てくるとは思いもしませんでした。コンフィは油に漬けてじっくりと火を通す調理法なので、揚げ物とはいえ確かに低温調理と言えます。
このトマホークのコンフィがまたホロッホロで、口に入れた瞬間にあっという間に崩れていってしまいます。旨味も閉じ込められていてとても美味しい。
カタサンカクは、3種類のソース(かんずり、柚子胡椒、粒マスタード)を付けて頂きます。
かんずりは新潟の調味料で、唐辛子に柚子や糀などを入れて発酵させたものだそうです。当然辛いんですが、お肉との相性はバツグンにいいですね。
ここで登場するのが、29ONさんが開発した日本酒、Meet Lovers Only。
低温調理肉と一緒に頂くというシチュエーションだけを考えられた、かなり尖った日本酒です。
少し重めの味わいと酸味のアクセントが、お肉の旨味を増幅させてくれます。
そしてすごい料理が登場。手巻き肉寿司 特製牛フレークと海の宝石。
カタサンカクの肉寿司の上に、アカエビ・イクラ・肉ジュレ・和牛フレークが乗っています。
この文字列だけでもかなりの情報量ですが、これを一口で食べると、味も情報量が多すぎて処理遅延が発生し、脳がショート寸前になります。
3種類の肉と2種類の海鮮が同時に口の中に入るので、そりゃ渋滞もします。しかし、うまく交通整理に成功すると、それらが通った幸せの道を優雅に闊歩できるようになります。
難しい表現をやめると、「美味い」「旨い」の二言に集約されます。本当に美味しいですこれ。
最後のデザートがまたすさまじい。自家製クレームブリュレとバニラアイスの上に、これでもかとトリュフが振りかけられてしまいました。
トリュフはスライスするのではなく、チーズを削るための削り器を使用することで、香りが増幅させられてしまっています。
バニラアイスとトリュフが合わないわけがありません。美味しすぎます。個人的に2019年ナンバーワンデザートになってしまいました。
クレームブリュレも好物なんですが、これもトリュフが加わると大変な美味しさになってしまうんですね。最高です。
さて、お次は2020年1月のメニューです。
スープは濃厚なポタージュから。ポルチーニ茸で出汁をとったスープ。
29ONさんで出てくるスープは、入っているお肉が濃厚な分スープ自体はあっさりしていることが多いんですが、これは珍しく超濃厚です。
しかし、これは今までに飲んだスープの中でもかなり上位に入ってくる美味しさ。個人的にポタージュが好物というのもありますが、ポルチーニ茸とコマ肉の旨味がすごい勢いで口に広がり、脳の処理が追い付かない。
1品目から濃厚なものを頂くというのも大いにアリですね。本当に美味しい。
最近29ONさんで出し始めるようになった低温調理ラムチョップ。そこに胡麻とゴルゴンゾーラソースがたっぷりかかって出てきました。
ラムにゴルゴンゾーラソースの香りと胡麻の風味が合わさることによって、ラム肉自体の匂いがとても活かされています。
ラムとゴルゴンゾーラ、クセの強い同士なのに相性はとてもいいです。この2つを合わせようと考えたのもなかなかすごいですね。
最後は手に取って骨をしゃぶりつくすまで、濃厚な旨味を堪能してしまいました。
この日のメインは、熊本産褐色和牛あか牛のカタサンカクと、鹿児島県産黒毛和牛黒牛のモモ肉。
左奥があか牛、右手前が黒牛です。見た目は黒牛の方が少ししっとりしていそうだな、くらいであまり違いはありませんが、部位が異なるのもありますが味は全く違いました。
あか牛の方は、カタサンカクなのでしっかりとした赤身の味わい。かんずりを少量付けて辛味を加えると、旨味が増幅される感覚になります。
黒牛の方は、肉汁タップリで柔らかくジューシーな味わい。塩や粒マスタードがよく合います。
部位が異なると食べ比べという言葉に少し疑問符が付いてしまうので、次は同じ部位で違う牛を食べ比べてみたいですね。
撮影を忘れてしまいましたが、12月にもメイン肉と一緒に頂いたMeet Lovers Onlyを、この日は熱燗で頂きました。熱燗の熱で肉の脂を溶かしながら頂くのも、非常にオツなものです。
点心として、イタリアの餃子であるクルジオーネスが出てきました。
「クルジオーネス」でググっても、28件しかヒットしませんでした。まだ知名度は全くと言っていいほどないようです。
どうやら餃子の皮がパスタ生地になっているようです。皮の歯応えがよく、トマトソースなので、大きなラビオリを食べているような感覚に近いかもしれません。
お肉はタップリ入っているものの結構サッパリと頂けて、〆に向かっているなぁ……と感じてしまいます。
この日のデザートは、和三盆のパンナコッタ。
先月に引き続きデザートがオシャレです。パンナコッタの上には和三盆のメレンゲを固めたものが乗っています。そして脇には冷たいおしるこが。
パンナコッタとメレンゲをスプーンですくい、おしるこに軽く浸してから口に運ぶと、それはもう幸せな気持ちになります。和と洋の素晴らしいコラボ。
塩も少量お皿に盛られているので、おしるこではなくそちらをパンナコッタを付けるのも非常にアリ寄りのアリです。甘さが引き立ちます。
銀座店は、フレンチを基本としつつも全体的に結構攻めた料理が多いイメージを持ちました。瞬間燻製を名物としたり、それを組み合わせるのか…と思うようなメニューがあったり。
そしてデザートのレベルはかなり高いです。美味しいデザートを食べたいなら銀座店でしょう。
スタンダードな西新宿本店、和食とのコラボの池袋店、オシャレな雰囲気の表参道店、そして大胆かつデザートが美味しい銀座店。その時の気分やシチュエーションによって店舗を選んで、今後も29ONさんを楽しんでいきたいと思います。
東小金井 一平そば
先日、母校の大学に用事があり8年ぶりくらいに訪れたので、当時100回以上は食べに行った、キャンパス近くにある思い出のお店にも顔を出してきました。
「一平そば」という油そばのお店です。
最寄り駅である中央線の東小金井駅から徒歩15~20分となかなか遠いですが、学生を中心に、サラリーマン、家族連れまで、幅広い客層の人たちでいつも混雑しています。
民家を改築して作られたようなお店になっていて、テラス席もあります。この日はそのテラス席に座りました。
今は油そばという食べ物の知名度はかなり高くなっていますが、自分が大学に入った当時はまだマイナーな食べ物だったので、この一平そばさんで初めて油そばというものを食べました。
それ以来、色んなお店で油そばを食べてきましたが、このお店の油そばが間違いなく一番美味しいんです。
大学卒業してから半年後に一度だけ食べに行っていたんですが、それ以降は訪れる機会がありませんでした。本当に久しぶりの訪問。
こちらがその油そば(中盛)。
見た目はシンプル。
テラス席だと、麺を持ち上げた時に日光が当たって、黄金に光り輝いて見えますねぇ。
8年ぶりでも味は脳で覚えているものですね。一口食べた瞬間、「これだよこれ~!!!」と叫びそうになりました。
本当にシンプルなんですが、なぜかすごく美味い。本当に美味い。どう美味いのか説明したくともできない。ただただ美味い。
ギトギトのはずの油は全くくどくなく、喉からお腹へ麺を流し込む潤滑油となります。あっという間に麺がなくなってしまう!
軽くダイエット中なので中盛にしたんですが、大盛にしておけばよかったと軽く後悔。
チャーシューも柔らかくてトロトロ!箸で持ち上げたらこんなに崩れちゃうほどです。
テーブル上には胡椒・ゴマ・ニンニクなどの調味料がたくさん乗っていますが、オススメなのがこの自家製ラー油。
このラー油の香りと適度な辛さが油そばの旨味を更に引き立たせてくれます。
辛すぎる場合は、マヨネーズを入れて中和するという裏技も使えます。それもまた美味し。
更にすりごまを多めに振りかけるのが、自分の鉄板トッピングです。胡椒を振りかけることもしばしば。
臭いを気にしなくていい日はニンニクも多めに入れていましたが、この日はスタジオに入る予定があったため自粛。
久しぶりに味わった至福の時間でした。
油そば発祥のお店が武蔵境にあるからか、この辺りは油そばのお店を見かけることが多いです。
そのため、近辺の色々なお店を巡りましたが、やはりこの一平そばが一番の座から降ろされることはありませんでした。
正直アクセスはよくありませんが、またちょくちょく通いたいと思います。
おばんざい鉢屋 渋谷神宮前店
前回記事に引き続き、2週連続で渋谷で同じ友人と飲みに行ったんですが、美味しい魚介を頂けたので、今回も記事にしてしまいます。
「おばんざい鉢屋 渋谷神宮前店」というチェーンのお店です。
GEMS JINGUMAE というビルの8Fにあります。
このビルは居酒屋が多く入っているようです。
この日のメニューはこんな感じ。
飲み物は別メニューですが、日本酒も焼酎も豊富に取り揃えられています。
やっぱり魚介のお店ならそうじゃないとね。
最初はサラダから。江の島しらすのチョレギサラダ。
1つしか注文していないんですが、2人分の取り皿にあらかじめ分けて持ってきてくれました。こういう気遣いはとっても好印象。
味も申し分ないです。しらすの味が濃くて、チョレギドレッシングとの相性も良く、バクバク食べれちゃいます。
分量も多めなので、なかなかの満足感を得られます。
お次はおばんざい5種。メニューにも内容は書かれていますが、店内のカウンター席の前に、本日のおばんざいたちが大皿で並べられていてそこから自由に5種類を選択できます。実物を見て注文することができるのがいいですね。
1種目。玉ねぎのロースト。 めーっちゃ甘い!トロトロと溶けながら甘みが口いっぱいに広がります。
2種目。うずら玉子の煮玉子。大根おろしがたっぷり乗っていて、思ったよりさっぱりできました。
3種目。ながらみの塩ゆで。ザ・巻貝 という感じ。シンプルに美味しい。
4種目。美食ポテトサラダ。名前からは想像できなかったんですが、トロトロの卵がたっぷり使われていて、上にはカレーフレークが乗っているというオシャレ系。とても美味しい。
5種目。黒豚メンチカツ。これだけはカウンターに並べられておらず、しっかり揚げたてを提供してくれます。メンチカツが好物なんですが、これはジューシーで満足いくお味。
そしてここにきて主役とも呼ぶべきお造りが到着。
カンパチ・真鯛・時知らず・鱧・タコ・ミンククジラ という、なかなか他のお店では見られないラインナップです。その日に手に入った一番いいものを出してくれているんでしょうか。
特に時知らずがあるのが素晴らしいですね。産卵前の雌の鮭で、とにかく脂がノリノリです。口に入れた途端にとろけます。初夏が旬のはずですが、この時期でもとっても美味しいですね。
カンパチと真鯛はしっかりと身が引き締まっていて、噛むと旨味がジュワァ~です。いい白身魚は本当に美味い。
こういった盛合せで鱧やクジラが出てくるなんて初めての経験だったんですが、こちらも最高。鱧は湯引きされていて歯応えも完璧。ミンククジラはにんにくの醤油漬けがたっぷりと乗せられていて、柔らかい和牛の赤身を生で食べているよう。
正直ちょっといいお値段はしますが、その価値は十二分にありました。こりゃあ美味い。
ここから更に色々と注文。豚足のおろしポン酢掛け。
トロットロの豚足におろしポン酢のサッパリさが相まって、ああいいわぁ~という感じ。
あまり豚足におろしポン酢をかけるイメージはなかったんですが、バツグンの相性ですね。豚足にはおろしポン酢しかもう浮かばなくなりました。
こちらも珍しいなと思ったので注文。トウモロコシの唐揚げ。
唐揚げというより素揚げですね。タレに漬けたトウモロコシをそのまま揚げた感じでしょうか。
しょっぱいタレとトウモロコシの甘さのバランスが絶妙です。バターも塗られているんだと思いますが、香りもとてもいいです。
芯も食べれたりしないかなーとかぶりついてみましたが、ダメでした……下手な冒険はやめましょう。
これも初めて見たので注文。鰻の串揚げ。
鰻が1本580円なら安いのでは……と思って1本だけ注文。
正直、これはちょっと微妙でした。鰻自体の脂の乗りがいいので、更に揚げてしまうと脂っぽくなりすぎます。
串焼きもメニューにあったので、そっちにすればよかった……
気を取り直してお次。鱧のガーリックバター焼き。
こちらの鱧は竜田揚げにされています。
これは美味い。かなり美味い。鰻の直後だったのでまだ口の中に脂っぽさが残っていましたが、それを吹き飛ばすわけではなく、シンプルに美味さで上書きしてくれます。
鱧はお造りの湯引きと違ってとても柔らかく、口の中でほろほろと崩れたところにガーリックバターの風味が絡まり、こりゃええわぁ。
たくさん食べちゃいましたが、ラストの〆も食べます。土鍋炊き込みご飯。
炊き込みご飯の具は、江の島しらす・鯛・鱧・さんまとキノコ・時知らず・国産うなぎの6種類から選べるんですが、ここはお造りで一番美味しかった時知らずを選択。鯛でもよかったんですが、2か月後に愛媛に旅行に行って鯛めしを食べる予定なので、その時の楽しみにとっておこうかと。
結果、この選択は大正解&大正義でした。もうめちゃくちゃ美味い。こんなに美味い炊き込みご飯があっていいのか。あってくれてありがとう。幸せ。
時知らずってなんでこんなに美味しいんでしょう。通常の鮭とは段違いの脂の量と質です。炊き込みご飯の出汁の旨味も時知らずの美味しさを更に引き立てます。
お腹いっぱいだったのに、ご飯1粒残さずペロリです。ダイエット中なのに、糖質とかどうでもよくなっちゃいました。最高です。
料理によって多少の当たりはずれはありましたが、基本的に魚介の質とお造りのセンスはかなり高いと感じました。じっくりと海鮮を味わいたい時にいいお店ですね。
今回はゆっくり飲みたかったのでお酒は個別注文しましたが、日本酒を自分で注げるセルフ飲み放題というのもあるそうなので、ガッツリ飲む時にも使えそうなお店です。
職場が近いので、今度は職場の人たちと再訪してみたいなと思いました。お気に入りの店になりそうな気配。
てっぺん 渋谷 女道場
友人と渋谷で飲むことになったので、前々から気になっていたお店に行ってみました。
渋谷の宇田川町にある、「てっぺん 渋谷 女道場」さんです。
ここの真向かいには「てっぺん 渋谷 男道場」という鉄板焼きのお店がありますが、こちらの女道場は焼き鳥がメインのお店となっています。
男道場は店員さんが男性だらけ、女道場はホールの店員さんが女性だらけ(キッチンは男性)というコンセプトになっています。
さらに数十メートル離れたところには「なかめのてっぺん」という炉端焼きのお店もあり、この辺りはてっぺんグループが多く進出しています。どの店舗も人気があり、いつも盛況のようです。
乾杯した直後、店員さんから「ご来店は初めてですか?」と聞かれ、そうですと答えると、各オススメメニューの説明をしてくれました。
どれも美味しそうだったので、オススメされたものはほとんど全て注文してしまいました……
というわけでその第一陣。注文からほどなくして運ばれてきた、極トロレバー。
大山鶏のレバーを低温調理でじっくりと火を通した逸品。
本当に口当たりがトロットロで、臭みも全くなく最高です。
いくらでも食べれそうなくらい美味しいんですが、量が少ないのが残念……
この極トロレバーを一口食べて「美味しい~」と呟いたところ、店員さんの一人から「美味しい頂きましたー!」と言われ、全店員さんから一斉に「ありがとうございまーす!」と叫ばれてしまいました。
ちょっと恥ずかしかったですが、このノリが好きな人は楽しいかも。
極トロレバーと同時に運ばれてきた、つぶつぶポテトサラダ。
イクラ・とびっこ・アンチョビの三位一体攻撃です。強い。この攻撃は強い。
イクラととびっこの小気味いい食感とアンチョビの香りは、ポテトとの相性がバツグンです。
こちらもちょっと量が少なめなのが残念ポイントですが、味は素晴らしいです。
こちらも上記2品のすぐ後くらいに来ました。米艶の出し巻き。
なんと白い卵焼きです。見た目はちょっと豆腐みたいですが、味はしっかりと卵。
普通の鶏にはトウモロコシを食べさせているらしいのですが、この卵を生産している北海道の農場では、鶏に米を食べさせてみたところ、黄身まで真っ白な卵を産むようになったとのこと。
黄色い卵よりも少し優しい味がした気がしましたが、そこまで大差はないです。。。出汁は美味しいので、しっかりと楽しめる卵焼きです。
定番メニュー。大山鶏の唐揚げ。
「うちの唐揚げは美味しいですよー!」と勧められたので注文しましたが、確かにとってもジューシーで柔らかくて美味い!
しっかりと二度揚げされ、カラっと揚がりつつ肉のしっとりさも楽しめます。
1個1個のサイズも少し大きめなので、満足感が強めです。
この唐揚げ3個でハイボールが1杯胃に消えてなくなりました。
焼き鳥屋さんなので、ちゃんと焼き鳥も注文しました。せせりとハツ。
1本約200円と決して安くはありませんが、その分質が高くしっかりと美味しいです。
せせりは大好物なので焼き鳥屋で見つけたら必ず注文するんですが、こちらのせせりは肉自体の味が強くてとても良いです。
ハツも思わず唸る美味さ。かなり高い温度で一気に焼き上げているんだろうなといった印象の香ばしさがあります。
このくらいの味で1本300円以上で出しているお店にも行ったことがあるので、コスパはいいのかもしれません。
ここのお店は焼き鳥と共に肉巻き串もメインに出しているとのことなので、万ねぎ肉巻き・ピーマンとチーズの肉巻き・レンコンの肉巻きを注文。
それぞれの具材に豚バラ肉が巻き付けられて、焼き鳥と同じように焼き上げている、といった感じです。
味はいい意味で想像通りですね。特に万ネギの肉巻きは、ネギのシャッキリ感が豚バラのジューシーさと絶妙にマッチします。
どれもアツアツのうちにパパッと食べちゃうのが正解ですね。猫舌の人も頑張って下さい。
長芋の竜田揚げも気になってしまったので注文。
そもそも長芋を揚げたものを食べた記憶がなかったので、どんなもんかと思っていたんですが、とってもホクホクしていて美味しいです。
普通のポテトよりも瑞々しいので、食べやすさもあります。
そしてたっぷりかかっているタルタルソースがまた絶妙ですね。これはいくらでも食べれちゃいます。
サッパリしたものが食べたくなってしまったので、こんな変なタイミングで豚しゃぶサラダを注文。
ドレッシングがかなりドロドロとしています。自家製のごまドレッシングだそうです。
豚肉は恐らく肉巻きに使われていたのと同じ豚バラかと。ごまドレッシングと合いますね。
自分の中では 豚しゃぶ=ごまドレ なので、この組み合わせは安心感があります。
お酒はもうちょい飲みたいもののお腹が膨れてしまったので、アテとしてホヤの塩辛を最後に注文。
少し臭みはありましたが、この時はちょうど焼酎を飲んでいたので、むしろその臭みが強いお酒といいバランスを保ってくれました。
先月に岩手観光に行って現地のホヤを食べていてその美味しい味をまだ覚えていたため、どうしてもそれと比べると見劣りしてしまいますが、決してそんなに悪いわけではないです。
新鮮で臭みのないホヤは日本酒と、ビン詰めされたちょっと臭みのあるホヤは焼酎と頂くと良い、ということを学びました。
池袋で飲むことが多いので、これまであまり渋谷の美味しいお店は知らなかったんですが、ここはなかなかいいお店でした。
特に、極トロレバー・唐揚げ・焼き鳥はとても質が高くて美味しかったです。次点でポテトサラダかな。やっぱり大山鶏は美味い!!ということです。
とにかく店員さんが賑やかなので、そういうノリは好き嫌いが分かれるかもしれませんが、楽しくなれること請け合いです。
札幌 なごやか亭
RISING SUN ROCK FESTIVALでのNumber Girlの復活ライブを観に行くためだけに、8/15~17の2泊3日で北海道に行ったんですが、札幌のホテルに到着した直後、台風によりまさかの開催中止が発表されました……2日目は開催されたそうですが、自分は目当てがNumber Girl一本だったため1日目のチケットしか持っておらず、何のために北海道に来たんだと絶望……
この悔しさを少しでも晴らすためには、北海道の美味しいものを食べまくるしかない!!!
というわけで、刺身・焼き魚・カニ・ラーメン・スープカレー・ジンギスカン・海鮮丼などをヤケ食いしまくったのですが、最後に訪問した回転寿司のお店がとても美味しかったので、そのレビューをします。
北海道内でローカルチェーンとして展開されている、なごやか亭さんです。
東西線に乗っていて、このお店を経由して新千歳空港に直行する予定だったため、一番アクセスのいい栄通20丁目店にお邪魔してきました。
地元の方々も認める、北海道屈指の人気を誇る回転寿司チェーンとのこと。
ほとんどの店舗は北海道内、それも札幌市内に半分以上の店舗が集中しているのですが、後で調べたところ、何故か滋賀県にも2店舗だけあるようです。
まずは、この日のオススメとしてメニューに載っていた、「花咲ガニのてんこ盛り軍艦(430円)」「塩〆メバチマグロ(280円)」「昆布〆アブラガレイ(280円)」を1皿ずつ注文。
花咲ガニはとっても旨味が強くて美味い!
ちょっと歯応えがあるので、噛めば噛むほど旨味が染み出てきます。
そんなカニがこれでもかと盛られているので、口の中が旨味の洪水で溺れてしまいそう……
メバチマグロは赤身なのに、口に入れるとトロけてしまいます。
臭みも全くなく、薄い塩味が完璧なアクセントを付けてくれています。素晴らしく美味しい。
アブラガレイは初めて食べましたが、これだけ脂身がしっかりしている白身魚は珍しいですね。
こちらも昆布の香りがちょうどいいアクセントになって、脂を適度に引き締めてくれています。こちらもクセになる美味しさ。
お次は3点盛シリーズ。まずは新メニューらしい北海3点盛(430円)。
ズワイガニ・生サーモン・紅鮭すじこ握りの3貫です。
ズワイガニは、花咲ガニと比べると旨味は少し落ちるものの、滑らかな食感で美味しい。
生サーモンはかなり大ぶりで、脂も乗ってとても美味い!かなり上質。
すじこも新鮮なので、ちょっと噛んだだけで旨味がじゅわじゅわじゅわって感じです。幸せになれます。
お次も3点盛。えびづくし(560円)。
こちらは、ボタンエビ・大エビ・甘エビの3貫です。
ボタンエビはもともと好物なんですが、さすがの美味しさ。適度な甘さが口いっぱいに広がって、とっても幸せになれます。
大エビは、ボイルエビに使われているエビの一回り大きいものが生で出てきた、といった印象。甘味よりも旨味が強めです。
甘エビは通常サイズ。安心できるシンプルな甘さと美味しさです。
お次はこのお店の名物の1つ、こぼれいくら(590円)。
いやいや、こぼれすぎでしょーっ!!
一口でこんなにイクラを頬張ったことは今までありません。口の中がパニック状態。美味いー!!
実演あり・なしで選べるんですが、ありでお願いすると、店員さんが目の前で掛け声を上げながらいくらを盛りまくってくれるそうです。一人だったので流石に実演なしでお願いしましたが、何人かで行った場合は楽しそう。
レーンに流れてきて気になったのでつい取ってしまったのが、海鮮宝石軍艦(190円)。
まさにぃ~海鮮の宝石箱やぁ~!
お寿司なのにまるで海鮮丼のようです。これだけ色んな海鮮が盛られていて190円は安い。色んな味がいっぺんに楽しめて、満足感も強め。
ちょろっと飛び出ているゲソ足がエッチです。
お次は炙りシリーズ。まずは炙り大トロサーモン(280円)。
なごやか亭の大トロサーモンは評判がいいらしく、大トロサーモンのためだけに来店する人も多いそうです。
それを事前にリサーチしていたのですが、その情報通り、脂の乗り具合と味の強さは素晴らしかったです。
むしろ炙ったことで少し脂が流れ出てしまったかもしれません。生でも食べておくべきだった。。。
そしてこちらは炙りトロさば(190円)。
さば寿司は炙りか〆と自分の中で決まっています。
レーンから取ってしまったので、炙りたてのとろけ具合を楽しむことはできなかったのですが、炙られたことで発生する香ばしさは充分に堪能できました。
最後は、重厚なかに味噌軍艦(240円)。
ほぐしたかにの身がかに味噌に和えられたものが、てんこ盛りにされています。
結構身が多めなので、味噌と身の両方の旨味が口の中で渋滞します。
とても満足感のある1皿です。
魚介が美味しい地方では、回転寿司のレベルが高いことは知られていますが、その中でもこのなごやか亭さんはかなり美味しい部類に入るのではと思いました。
次に北海道へ行った際も、回転寿司が食べたくなったらまた訪問したいと思います。
(PS)
なごやか亭さんに行く直前、札幌市中央卸売市場に行っていたんですが、そこで店員さんに声をかけられてつい買ってしまったのが、このいくらの醤油漬け。
2,800円なので少し購入に迷いましたが、結果的に買って大正解だったので、ご紹介。
↓見て下さいよこの輝きを。
他のいくら醤油漬けと比べて、甘めの味付けがされています。
そのおかげかいくら本来の味が強く感じられて、めちゃくちゃ美味しいです。
どんぶり2~3杯分のいくら丼が作れるくらいの量が入っているので、自宅で最高のいくら丼を作ってみたいなら、是非オススメします。
1 2 3 4 次へ »