西日暮里 ことえん

たまたま見つけたとても美味しい焼肉屋さんをご紹介します。

西日暮里にある「ことえん」さんです。

西日暮里 ことえん 外観

本当は近くにある「エイジングビーフ」というお店に行きたいと考えていた時に、目当ての日に予約が埋まっており、代わりのお店を急いで探してなんとか見つけたお店です。

A5ランクの中でも特に質のいい牛肉を、安く提供して頂けます。

後に「エイジングビーフ」さんにも訪問しましたが、結論から言ってしまうと、この「ことえん」さんの方が美味しかったし、圧倒的にコスパも良かったです。

まずは、ねぎ上牛タン塩を注文。

西日暮里 ことえん ネギタン塩

これがね、予想を遥かに上回る美味しさなんですよ。ぶっちゃけ舐めてました。ごめんなさい。

ちょうどいい分厚さに切られているので歯ごたえがよく、噛めば噛むほど旨味がいくらでも出てきます。

この牛タンを超える牛タンにはなかなか出会えないと思います。少なくとも自分はありません。

カルビはタレで注文。

西日暮里 ことえん カルビ

これも本当に美味しい。甘いサシの脂がタレとよく合います。

一口一口、一噛み 一噛み、しっかりと味わえます。

盛合せメニューも豊富です。こちらはニンニクづくし。

上タン、カルビ、ロース、上レバー がニンニクに染まっています。

こんなん美味くないわけがない。

希少部位の盛合せという罪深いメニューもあります。

罪深い。実に罪深い。

自分は希少部位の中でも特にザブトンという部位が大好きなんですが、このザブトンはたまらなく美味いですね。

最初に食べた上タン塩も盛られている、ネギざんまいという盛合せもあります。

西日暮里 ことえん ネギ塩盛合せ

塩味の肉とネギが合わないわけがないんですよ。それが世の理なんですよ。

よりどりホルモンという盛合せもあります。

上タンではない普通のタンも食べてみましたが、こちらも他のお店だったら上タンとして出しててもおかしくない。

壺の中を真空状態にしてタレを肉に染み込ませてから焼くという、チートのようなお肉もあります。こちらは「MTO霜降りロース焼」というメニュー。

ことえん MTO霜降りロース焼 1
ことえん MTO霜降りロース焼 2

「MTO」は「混ぜて・漬けて・美味しい」の略だそうです。

真空壺漬け状態で10分待機(砂時計で計測)してから、取り出して豪快に焼きます。こいつがまためちゃくちゃ美味い……!

霜降りの旨味と柔らかな肉感にタレの味が深く浸み込んでいて、まさに至福。他にはなかなかない味です。

ちょっとお高いですが、これは来店の度に必ず1つは注文しています。そのくらいハマってしまいます。

どのお肉も全部美味しくて、本当に全体的にレベルの高いお店です。

かといって値段が高いわけでもなく、とても良心的なお店だと思います。コスパはバツグン。

「たまにはちょっといい焼肉を食べたいけど、あまり大金は出したくないなぁ」というニーズに最高にマッチするお店かと思うので、そういう時には特にオススメです。

ポイントカードを作って4度訪問していますが、また焼肉会を開催する際などには利用したいと思います。

十条 馬ござる

十条に住んでいる知人に誘われて、6人で馬肉を食べに行きました。

馬ござる」というお店です。

十条 馬ござる 外観

大きい看板とかはなく、入口の横に小さな表札だけがありました。

とっても人気なお店のようで、狭めの店内は満席でぎゅうぎゅう詰めです。

メニューを見ると、なんと馬刺し1人前が190円……!!激安すぎる……!!!

馬刺しにワクワクしつつ、まずはビールと白菜のお新香を頂きました。

十条 馬ござる 白菜のお新香

ちょうどいい漬かり具合。最初に注文するものとしてはピッタリでした。

ナスの揚げびたしもビールと頂きました(ピンボケしました…)。

十条 馬ござる 茄子の揚げびたし

こちらも出汁のいい香りがしてとてもいい感じです。

そしてやってきた馬刺し。

十条 馬ござる 馬刺し

この1皿に、4種類の馬刺しが1.5人前ずつ乗っています。1人前が190円なので、これで1,140円。安すぎる! (3人前ずつ注文したのでこれがもう1皿ありました)

味も申し分なし!!適度な歯ごたえのある肩ロースから、柔らかい胸膜後方の肉まで、どれも新鮮でとても美味しいです。

このお店の常連である知人が計12人前も注文したので、内心「多すぎない…?」と思っていましたが、あっという間になくなりました。

この馬刺しが来たタイミングでビールから焼酎にチェンジ。三岳をグイっと。

そして、ちょっと特殊な馬刺し、タテガミ。

十条 馬ござる たてがみ

歯ごたえのある白子みたいな食感です。ポン酢がかかっているので、白子ポン酢みたいな感覚で食べられます。

名前で気になっていた、馬たこわさ。

十条 馬ござる 馬たこわさ

これがバカ美味い!たこわさと馬肉を絡めるとこんなに美味しくなるもんなのか!!

たこわさ好きな人にもお酒好きな人にも間違いなくオススメです。

これが320円というのも素晴らしすぎる。

馬肉の定番メニューの一つ、馬ユッケ。

卵の黄身の大きさを見れば分かる通り、ボリュームたっぷりです。なのに380円。コスパが異常です。

そして味もたまらんばい!!!一晩中食べていられるほどの美味しさ!!

馬肉を三岳で流し込むペースが一向に落ちません。

そして、馬だからこそできるこのメニュー、馬レバ刺し。

十条 馬ござる 馬レバ刺し

今や幻となったレバ刺しも、馬なら問題なし。あかんやつじゃないです。ええやつです。

罪悪感を覚えることもなく、ただただレバーと共に幸せを噛みしめることができます。

馬のレバーは初めてでしたが、昔食べていた豚や牛と味は大差ないかと思います。若干のクセはありますが、それも美味さのうち。

馬の燻製ジャーキー(玉ねぎ和え)。

十条 馬ござる 馬ジャーキー

黒コショウのアクセントが抜群。こんなのが家にあったら毎日ビールを飲んじゃいます。

もはやデザートのような感覚で注文した、もやし炒め。

十条 馬ござる もやし炒め

最後に軽くつまめるものを、という感じで2人前を注文したら、この量ですよ。

ちょいちょいと馬肉も散りばめられていて、最後まで馬々しかったです。

かなりたくさん食べてたくさん飲みましたが、お会計は1人あたり4,000円ちょっとでした。コスパが良すぎる!

本当に素晴らしいお店でした。また必ず再訪します。

板橋にある「馬の串ん」というお店も姉妹店だそうで、そちらにも足を運んでみたいと思います。

「馬ござる」も「馬の串ん」もかなりの人気店とのことなので、予約は必須ですが、馬肉が好きな人には本当にオススメしたいお店です。

(追記) 「馬の串ん」にも行ってきたので、記事を書きました。⇒こちら

肉の切り方 日本橋本店

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今回は、以前の記事でもご紹介した肉の神様ことこばやしさんに連れて行って頂いた焼肉店の紹介です。

肉の切り方 日本橋店」さんです。

肉の切り方 ← これで店名です。

肉の部位によって切り方を変えることで、その肉の美味しさを最大限引き出すことにこだわっているとのこと。

他のお店ではあまり見られないこだわり方です。

まずはオススメ部位の盛合せを注文。

人気部位のオールスター感謝祭です。。。感謝。。。

焼肉の中でもザブトンが特に好きなんですが、ここのザブトンは旨味も食感も本当に素晴らしかったです。

写真に写っている「ウチモモ」「シキンボ」「ナカニク」はどれもあまり聞きなれない名前の部位ですが、どれも牛の後ろ足の腿肉で、「ウチモモ」はその名の通り腿の内側、「シキンボ」は腿の外側、「ナカニク」は同じく腿の外側ですがシキンボより内側にある肉とのこと。

調べたところ、どれも脂身が少なく硬めの赤身で、煮込み料理やローストビーフなどに使われ、あまり焼肉には適していない肉らしいです。

それなのにこのお店では敢えて希少部位と一緒のお皿に盛り合わせてきます。美味しく食べられる切り方に、それだけ自信を持っているということなんでしょう。

実際、焼肉に適さないだなんて全く思えないくらいのジューシーさと食感を持っていました。素晴らしい技術ですね。

追加でバンバン注文。大山鶏。

地鶏の王様。当然の如く美味い。

定番どころ、ロース。

からの上タン塩。

炙り肉寿司も頂きました。

上タン塩と肉寿司の写真は特に分かりやすいですが、細かい切れ目が無数に入っています。

この切れ目を入れることで美味しさを引き出しているんですねぇ。この技術力には頭が下がります。

〆には冷麺を頂きました。

これがまた出汁が素晴らしく効いてて美味しいんですよ。

食後のデザートみたいな感覚でスルスルと食べられました。

牛のブランドや部位だけでなく、切り方にこだわっていることを前面に押し出しているという珍しいお店でした(最近そういうお店は増えているらしいですが)。

日本橋が本店ですが、銀座店もあるそうです。ぜひオススメします。

(追記)

精肉加工の仕事をしていた知人がこの記事を読んで、このお店にとても感銘を受けたようです笑

肉の切り方で美味しさが変わるというのは、精肉業者としては周知のことなんですね。

やきとん 木々家(はやしや)

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今回は、うちの近所にある、自分が常連として通っている焼きとん屋さんをご紹介します。

池袋を中心に店舗を構えている「木々家」さんです。

本店は池袋の西口から徒歩5~6分程のところにあります。

家が本店の近所なのでほぼ本店にしか入ったことはありませんが、池袋に5店舗、高田馬場に1店舗、五反田に1店舗あります(2018/12/5現在)。

 

このお店のウリとしてまず挙げられるのは、なんといってもこの特大サイズの焼きとんです。

写真だと少し分かりにくいですが、大きさは一般的なお店で食べられるやきとんの3倍くらいはあります。そしてとにかく美味しい!

串の先に行くに従って大きい具を刺しているので、一口目から美味さが口いっぱいに広がるようになっています。この手法は売れている焼鳥・焼きとん屋の常套手段ですが、何度も言っているようにこのお店の焼きとんは全体的にかなりのサイズなので、一口で本当に多幸感を得られます。

種類によりますが、大体1本200円前後なので、かなりコスパもいいかと。

個人的にオススメな焼きとんは、上の写真に載せている シロ(大腸)・カシラ(顔肉)・キクアブラ(小腸脂) です。レバーもとても美味しいんですが、とある理由によりあまり注文しません(理由は後述)。

シロは超定番の串ですが、柔らかさと香ばしさが段違いです。脂の甘みを引き立てるタレも最高。

カシラは脂が少なくて適度な柔らかさも併せ持っているので、いい肉を食べている感を得られます。タレでも塩でもいけます。

キクアブラは希少部位らしいんですが、木々家さんでは普通に注文できます。食感はザ・脂身という感じですが、1本丸々食べても全くイヤな感じがないので、上質な脂感があります。これもタレがオススメ。

どの串もビールがとにかく進みます。

 

もう一つのこのお店のウリは、このモツ刺し!

昔は生で出されていたんですが、2011年のユッケ事件の影響で法改正された(2015年)後からは、低温調理されたものが出されるようになりました。

ちょうど自分が池袋に住み始めたのが2015年の初頭なんですが、初回訪問時は改正された法律の施行直前だったので生レバーを頂けたんですよね。。。良い時代だった。。。

元々は生で出していただけあって、鮮度は抜群です。

モツ刺しはタン・ハラミ・ハツから選べますが、1種類だと599円、2種盛合せだと999円、3種盛合せだと1,200円になるので、盛合せがお得です。

たまにレバーもメニューに載ることがありますが、基本はこの3種のようです。

この子たちにショウガやニンニクを乗せ、醤油か塩ゴマ油をつけて頂きます。これだけ新鮮なホルモンが美味くないわけがない。

焼酎や日本酒と一緒に頂きたい品です。

 

1日15食限定のレアメニューですが、モツ煮も最高です。

しつこく言っているようにこのお店のモツは質も鮮度も最高なんですが、そんなモツを煮込んだら柔らかくてフワッフワのモツ煮ができるに決まってます。

味付けは店主のお母さん直伝の、とっても優しいクリーミーな味。柔らかいモツが更にとろけちゃいます。

モツ煮は好物なので色んなお店で注文して食べてきたんですが、ここのモツ煮は1,2を争うくらい最高です。

 

そして隠れたオススメメニューがこれ。レバカツ。

これもかなりの特大サイズ。口の中がパンパンになります。

中濃ソース・マヨネーズ・特製味噌をつけて食べるんですが、これが本当に絶品!

↓中はこんなにレア。

レアだからこその旨味と柔らかさ、新鮮だからこその臭みの無さ、ボリューミーだからこその食べ応え。これらが三位一体となって最強となります。めちゃくちゃ美味しいです。

木々家に来た時は必ずこのレバカツを注文するんですが、これを食べるとレバー欲というものが完全に満たされてしまうので、焼きとんのレバーを食べる必要がなくなるんですよね……これが焼きとんレバーを注文しない理由です。

これは本当にオススメなメニューなので、是非注文してみて下さい。

 

代表的なメニューと一番のオススメメニューを紹介してきましたが、木々家さんのメニューは全部本当に美味しいです。

他にも、おろしニンニクにまみれたタタキきゅうりや、カラッと揚げられたごぼうチップスなんかもオススメです。

池袋で焼きとんを食べたくなった時はぜひ訪れてみて下さい。

島田市 うな一(鰻重)

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今回は、今まで食べた中で一番美味しかった鰻屋さんをご紹介します。

静岡県島田市の田舎にひっそりとある、「うな一」さんです。

周りには静岡県らしく茶畑が広がっていて、とても長閑な雰囲気です。

 

このお店を知ったのは、以前所属していたBlack Cat's Tailというバンドのベースであるハジメさんが島田市出身で、Black Cat's Tailのツアー帰りにハジメさんからオススメされて、メンバーみんなで立ち寄ったのがきっかけでした。

地元の人しかなかなか知らないお店のようなので、ここを知ることができたのはラッキーでした。

そのツアーの時と、車で一人旅をした時の、計2回訪問しています。どちらも真夏だったんですが、お昼時は広い駐車場がいっぱいになるほどお客さんが来ていて、屋外で結構な時間並びました。。。

 

鰻重は梅・竹・松・特二段重の4つがあるんですが、基本的に旅行先では一番いいものを食べるのが自分のポリシーなので、迷わず特二段重(4,000円)を注文。

見て下さいよこのボリュームとツヤ。

鰻を口に入れると、食感はもうほんとにふわっふわで、鰻とタレの香りも一緒にふわぁ~っと広がります。つまり口と鼻が幸せに包まれます。

1枚でも満足できそうな大きな蒲焼が、2段に計4枚も所狭しと敷き詰められているので、たくさん食べてもなかなか減りません。食べている間はずーっと絶え間なく幸せ。無間地獄ならぬ、無間天国です。

小食な人には多すぎると思いますが、そうでない人には迷わず特二段重をオススメします。最高です。

 

2回目の訪問時には、肝焼きも注文しました。

これも美味い。適度な苦みと香ばしさが最高にお酒に合いそう!

この日は運転だったので飲めなかったのが残念。。。

 

ハジメさん曰く、うな一さんは焼き鳥も美味しいらしいです。

またこの辺りを通る際はこのお店に寄るつもりなので、その時には焼き鳥も注文してみたいと思います。

と言いつつ、この記事を書いているだけでまたここの鰻を食べたくなってきたので、なかなか行けないものの、近々再訪できたらと思います。。。

金沢 ステーキハウス男爵

今回も、金沢に旅行に行った際にとても印象に残ったお店を紹介します。

本格的な鉄板焼きステーキが楽しめる、「ステーキハウス男爵」さんです。

とっても気さくなマスターが最高の笑顔で出迎えてくれました。

 

せっかくなので、メニューの中で一番豪華な黒毛ブランド牛セットを注文。

鉄板焼き屋の醍醐味は、やっぱり目の前で焼いているところを見れることですよね。

付け合わせは本来玉ねぎだけなんですが、サービスで椎茸も焼いてくれました。肉の前に焼いてくれたので、先に食べてGIを下げておきます。

玉ねぎはあま~くて、椎茸は香りが素晴らしくよかったです。椎茸は誰かから特別にもらったものだそうですが、詳しく聞いておけばよかった。。。

 

そして、この迫力満点な和牛。能登牛だそうです。

サシがキレイ。

 

鉄板の上でカットした後に、お皿に盛ってくれました。

和牛ってこうだよね。こうじゃなきゃね。というお味。

シンプルな味付けなんですが、いやぁ美味い。口の中でとろける。

じっくりと食べていたくなるんですが、冷めてしまうのでそこそこのスピードで頂きました。。。

 

こちらもサービスで頂いた、羊羹と抹茶(金粉乗せ)。

この羊羹はスタッフさんの手作りとのことだったんですが、これがほんとに美味しい!

お肉を食べた後は甘さ控えめの優しいデザートが欲しくなるんですが、本当にちょうどいい甘さでほっこりしました。

お抹茶も丁寧に入れてくださって、とってもほっとできました。

 

本当に居心地が良いお店で、マスターやスタッフさんもとても楽しい方々だったので、2時間以上も居座ってしまいました。

マスターは「次にまた金沢に来る時は、ここに泊まっていっていいよ!」なんて言ってくれたりして、実家のような安心感。

ここもまた必ず再訪したいお店の1つとなりました。

金沢 乙女寿司

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今日は、今まで食べた中で一番美味しかったお寿司を頂けるお店をご紹介します。

金沢にある、乙女寿司さんです。

金沢にレンタカーで1人旅をしに行った時に伺いました。

予約は1か月前でもなかなか取れないことが多いらしいんですが、それを知らずに前日の夜に電話したところ、ランチの時間ならカウンターの1席だけたまたま空いてるとのこと。本当にラッキーでした。これも一人旅のいいところ。

 

もちろん大将が目の前で握ってくれます。

大将のお任せ8貫をお願いしました。

こういうお寿司屋さんあるあるですが、基本的に寿司は自分で醤油につけるのではなく、大将がハケで醤油を塗ったり塩を振ったりしてくれた後に出してくれるので、こちらは出てきたものを素早く口の中に放り込むだけでOKです。

素早く食べないと失礼なので急いで写真を撮っていたんですが、なかなかうまくピントが合いません……というわけで若干ピンボケしている写真もありますが、特に印象に残っているお寿司を載せていきます。

 

まずは甘えび。

尻尾は握る直前に外してくれています。

とにかく甘い。そして適度な弾力。

上に塗られている醤油も、この甘えびのためだけに作られているんじゃないかというくらい絶妙に合ってます。塩気が控えめで、甘えびの甘さを全く邪魔しないどころか引き立ててる。美味いっ!

 

お次はウニ。

普通はウニって柔らかいから軍艦じゃないと握れないじゃないですか。

これ、軍艦じゃないんですよ。つまり弾力が段違いってことです。

そしてすごく丁寧に握られているんだろうなと。

味は言うまでもなく美味しすぎるんですが、見た目から味まで芸術の域に達している点が素晴らしすぎました。

 

そして一番ずば抜けて美味しかったのが、北陸ならではのネタ、のどぐろの炙りです。

こんなに美味しい食べ物がこの世に存在していることに感謝感激。

大トロも食べましたが、それを遥かに超える脂の乗り。その脂が炙られて旨味と甘みが増して、少し甘口の醤油に引き立てられています。

これはあまりにも美味すぎた!!!涙が出るかと思った!!!

 

お任せ8貫が終わった後に、大将に「追加はいかがですか」と聞かれました。「オススメは何ですか?」と聞いたら、「鱚の塩〆なんてどうです?」と言われ、面白そうだなと思ってそれを注文。

少量の醤油とすだちが塗られていて、さっぱりと食べられます。

天ぷら以外で鱚を初めて食べたんですが、〆られているからか適度に歯ごたえがあって、とても美味しかったです。

 

結局、お任せ8貫の後にこの鱚と小肌を1貫ずつと、のどぐろの炙りを更に2貫も追加しちゃいました。そのくらいのどぐろが別格すぎる美味しさだった……

計12貫食べてしまったんですが、以前銀座の高級店で12貫頂いた際はお会計で15,000円したので、今回もそのくらいかなーと思っていたら、、、なんと7,500円でした。

乙女寿司さん、なんて良心的なお値段!!銀座の半額とは恐れ入ります(銀座が高すぎるのか…?)。

味もはっきり言って銀座よりも上でしたし(特にのどぐろ)、このお店のためだけに金沢に行きたいと思えるくらい素晴らしいお店でした。

また必ず再訪します。

北海道グルメ旅行2018 札幌編

前回記事の小樽編に引き続き、北海道旅行で食べた美味しいものを紹介します。

今回は札幌編です。

 

まずは、札幌に着いてすぐに食べにいったジンギスカンの名店、「だるま 本店」さん。

カウンター席しかない小さなお店です。食べログには14席と書いてありますが、実際には17人入っていました。ただしぎゅうぎゅう詰め。

お肉は3種類あり、普通のジンギスカン・ヒレ肉・上肉から選べます。ヒレ肉と上肉は数量限定とのこと。

店員のおばちゃんからは、とりあえず3種類を1人前ずつ注文することをオススメされたので、とりあえずそれで注文。

お肉が来る前に鍋に野菜が盛られ、ラードが鍋の中心に置かれました。

その後に運ばれてきたお肉を自分たちで焼いていくスタイル。

ミディアムレアくらいまで焼いたところで、ニンニクと一味を自分で追加したタレにつけて一口で頂きます。下の写真は一番美味しかった上肉。

こーーーーれは美味い!!!羊肉の独特の香りと濃いめの味付けのタレがベストマッチ!!

普通肉は2皿、上肉は1皿追加しました。ビール2杯もあっという間になくなりました。

一軒目からとても満足できました◎

 

二軒目は、海鮮居酒屋「大助」さん。だいすけ ではなく おおすけ と読むらしい。

こちらで頂いたトキシラズの塩焼きとウニの卵とじが美味しかった。

鮭の子供であるトキシラズは適度に脂が乗っていて、大人の鮭よりもふっくら柔らか。

ウニの卵とじは……まあ説明不要でしょうね。おそらく誰もが思い浮かぶであろうそのままの味でした。美味くないわけがない。

 

翌日は朝から味噌ラーメンを食べに行きました。有名店であるすみれから暖簾分けされた「彩未」さん。

醤油ラーメンも塩ラーメンも美味しいと評判のようでしたが、ここはスタンダードに味噌を注文。ついでにチャーシュー増し。

ふわっと優しい風味ですが、しっかりと味噌の味がして美味しいです。スープを完まくしてもこってりしすぎず、最後まで美味しい!

チャーシューは、例えるなら一般の中華料理屋で出てくるラーメンのチャーシューという感じ。脂身は見た感じ多くはないのに、柔らかくてとてもジューシーでした。

 

最後は、最終日に食べに行ったスープカレーの名店「奥芝商店 実家」さんの海の大家族カリー。

見た目からめちゃくちゃ豪華!!カレーが見えないほど具材たっぷり!

海鮮はもちろん、野菜もどれもほくほくとして美味しいです。

スープは海老の風味がたっぷりで、最後に余ったスープはご飯なしでもラーメンスープのようにスルスルと飲めちゃいました。もちろん完まく。

 

前回の小樽編とこの札幌編で載せたもの以外にも3日間で色々なものを食べ尽くしたので、本当に漫喫しちゃいました。

北海道に行ったのは3回目だったんですが、やっぱりいいですね、北海道って。

結局なんやかんや食費だけで5万円くらい使ったので、復興にも多少は貢献できたんじゃないかと……

 

最後に、天狗山の展望台から小樽の夜景を見て黄昏ている自分↓

北海道グルメ旅行2018 小樽編

北海道胆振東部地震から今日でちょうど2か月とのことですが、北海道への旅行者数はまだまだ低迷しているそうです。

そこで、政府が復興支援として北海道への旅行代金を割引きしてくれる「ふっこう割」というものを使って、11/3~5の2泊3日で札幌と小樽に旅行に行ってきました。メインの目的はもちろんグルメです。

オリオンツアーで「ふっこう割」適用フリーツアーというものがあったのでそれを使いましたが、羽田-新千歳空港間の往復の飛行機代とホテル2泊分の料金、合わせて19,400円で行けました。しかもLCCではなくJALです。これは安い!!

というわけで、今日は小樽で食べた美味しいものをまとめて紹介します。

 

まずは、小樽駅近くの三角市場内にある海鮮丼のお店、「滝波食堂」さんの特選海鮮丼。

小樽の海鮮丼のクオリティの高さは言うまでもないですが、ここの海鮮丼はさらにワンランク上だと感じました。めちゃくちゃ美味いです。

このとんでもないボリュームで3,500円は安すぎるんじゃないですかねぇ。

写真では隠れてしまっていますが、ものすごいサイズのボタンエビが、他のたっぷりのネタの下に埋まっています。こいつを一口で頬張ると、ものすごい甘みと香りが口いっぱいに広がります。というか、口の中がエビで埋まります。そのくらいのサイズなんです。

また、ちょうどシャコが旬とのことで、見たこともない大きさのシャコが丼の中を泳いでいました。そして柔らかさと旨味もすごい!

マグロの赤身も、味と香りは赤身なのに食感はまるで中トロ。こんな赤身にはそうそう出会えないかも。

他にも、ウニ・カニ・イクラ・ホタテ・サーモンがたーーーっぷり乗っていて、頬張りながら命の喜びを噛みしめていました。自分史上最高の海鮮丼です。

 

お次は、「鮨処 よし」さんの たこまんま と 真鱈の白子ポン酢。

たこの卵の酢の物であるたこまんまは初めて食べたんですが、「なんだこれー!!!」という驚きがすごかったです。

食感はとても柔らかく、チュルンと食べれます。口に含むとすぐにとろけて、上品な卵の香りが広がります。

とても文字で伝えにくい味なんですが、とにかく日本酒がよく合います。美味い。

同時に注文した真鱈の白子ポン酢も、今まで食べてきた白子ポン酢の中で一番だったかと。口溶けがとても柔らかで、香りは鼻に抜けます。当然こちらも日本酒によく合います。

 

お次も「鮨処 よし」さんから、鰤のお寿司。

鰤ってこんな色だったっけ……?と疑問に思いましたが、一口で食べてみて、このピンク色は赤身に大量の脂が乗っている所以であることをすぐに悟りました。

黒酢を使ったシャリとよく合っていて美味しいです。

 

この「鮨処 よし」さんでは、小樽ビールと地酒も頂きました。

小樽はガラス工芸が盛んということもあって、日本酒のグラスもおそらく小樽で作られたものかと思います。

とてもキレイだったんでグラスもちょっと欲しかったんですが、結局ガラス工芸品は一つも買いませんでした。今更ながらちょっと後悔……

 

次は、ザンギや半身揚げで有名な「なると 本店」さんの 鶏皮ポン酢。

正直、ザンギや半身揚げは割とスタンダードな味付けで、そこそこ美味しいですが大きな驚きはありませんでした。

ただ、このサックサクに揚げられた鶏皮は素晴らしく美味しかったです。ポン酢と大根おろしが脂っぽさをちょうどよく中和してくれて、ビールのつまみに最高です。

 

最後はデザート。「LeTAO本店」さんのカフェで頂いた、いちごのミルフィーユ。

冒頭の海鮮丼でお腹いっぱいになった直後に食べましたが、甘いものって別腹ですよねぇ。

ミルフィーユの下の方に敷き詰められているカスタードクリームが濃厚で美味しかったです。

イチゴの酸味も強すぎずちょうどいい。これだけ甘いものと一緒に食べるとかなり酸っぱく感じることが多いですが、全くそういった嫌な感じがありませんでした。

 

5年ぶりに小樽に行きましたが、これだけ漫喫したのは初めてでした!

次回は札幌編をお伝えしますー!

桜木町 珍獣屋

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タイトルで分かると思いますが、今回はかなり特殊なお店を紹介します。一部閲覧注意。

横浜の桜木町にある、珍獣屋さんです。

↑このメニューを見て分かる通り、相当ヤバい店です。

お店に伺ったのは2年ちょっと前なんですが、当時の連れにどうしても行きたいと言われ、ビクビクしながら一緒に行ってみました。

 

まず、日本でここでしか食べれないという看板メニュー、食用ウーパールーパーの1本揚げを注文。

もう少し可愛い顔してるかと思いきや、ワラスボにも似た表情でこちらを睨んできました……

味は……そこまですごく美味しいってわけではないけれど、意外といける。

少し背骨が硬かったものの、丸ごと食べれました。

 

次。これはまだ一般的と言えなくもない食べ物。カエルの唐揚げ。

普通に美味い。カエルは鶏肉に食感が近いというけれど、まさにそんな感じ。

甘辛のタレがいいアクセントになってて、お酒がすすむ!

 

というわけでおつまみを追加。トドの刺身。

多少の臭みはあるものの、添え付けのニンニクと一緒に食べると気になりません。

むしろ適度な臭みとニンニクの香りがお酒を胃に流し込んでくれます。こりゃ美味い。

酒好きの人は間違いなく好きだと思います。

 

お次は、鹿のアキレス腱のシチュー。

とりあえず失敗はなさそうなものを、と思って注文しましたが、これは普通に正解でした。

濃厚で美味い!やっぱりお酒が進んじゃう。

 

さて、ここでメインの登場。

 

オ オ グ ソ ク ム シ の 丸 揚 げ

ほんとにこれ食えんの?って感じ。

衣でオブラートに包むわけでもなく、まさかの素揚げ。

裏返すと↓こんな感じ

もはやゴキ〇リにしか見えない(お店のメニューにゴ〇ブリもあるけど!)。

ハサミを渡されて、「これで切り分けてお召し上がりください」と言われました。

 

は?これを?ハサミで切るの???

 

……仕方ないので勇気を出して思いっきり切ってみました。

 

………凄惨な現場が生まれました。。。

(あまりにグロテスクだったので、写真を撮るのを忘れました)

 

で、おそるおそる一口食べてみる。

 

……エビだ。エビだわこれ。

味はまるっきりエビと同じ。ただ、中身が少なすぎて、エビの殻をパリパリに揚げたものを食べてる気分。

普通に美味しいんだけど、食べ終わってから気付きました。

「これならエビを食べた方がいいわ……」

10~15cmくらいの大きさで1,980円もするので、コスパ的に完全にエビの勝利。

とりあえず、話のネタ作りと思い出作りにおける価値ということで。

 

最後の〆はちょっと落ち着きたくて、普通に美味しそうだなと思ったイノシシのホルモンカレーを注文。

これ、かなり美味い。

ホルモンの旨味とキツめのスパイスがとっても合います。最高の〆でした。

 

店から出た後、思わず口をついて出た感想が「あ~美味しかった」でした。

直後に、「俺は何を言っているんだ……?」と頭を抱えました。なぜならそんなはずじゃなかったから……

ただ話題作りのために行っただけなのに、こんなに満足できるほど美味しいものを食べれるとは思ってもみなかったんですよ……!

 

というわけで、グロテスクな見た目でも美味しければなんでもいい、という方にはオススメかもしれません。

さすがにゴキブリは勇気が出なくて注文できなかったんですが、どうやらオオグソクムシ同様エビみたいで美味しいらしいので、勇者がいらっしゃれば試してみてください。。。

 

(追記)

2019年3月に、珍獣屋 渋谷店がオープンしたそうです。まさかのチェーン化。

行きやすくなったという人も多いと思うので、もし興味があればこちらもどうぞ。


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