タイトルで分かると思いますが、今回はかなり特殊なお店を紹介します。一部閲覧注意。
横浜の桜木町にある、珍獣屋さんです。
↑このメニューを見て分かる通り、相当ヤバい店です。
お店に伺ったのは2年ちょっと前なんですが、当時の連れにどうしても行きたいと言われ、ビクビクしながら一緒に行ってみました。
まず、日本でここでしか食べれないという看板メニュー、食用ウーパールーパーの1本揚げを注文。
もう少し可愛い顔してるかと思いきや、ワラスボにも似た表情でこちらを睨んできました……
味は……そこまですごく美味しいってわけではないけれど、意外といける。
少し背骨が硬かったものの、丸ごと食べれました。
次。これはまだ一般的と言えなくもない食べ物。カエルの唐揚げ。
普通に美味い。カエルは鶏肉に食感が近いというけれど、まさにそんな感じ。
甘辛のタレがいいアクセントになってて、お酒がすすむ!
というわけでおつまみを追加。トドの刺身。
多少の臭みはあるものの、添え付けのニンニクと一緒に食べると気になりません。
むしろ適度な臭みとニンニクの香りがお酒を胃に流し込んでくれます。こりゃ美味い。
酒好きの人は間違いなく好きだと思います。
お次は、鹿のアキレス腱のシチュー。
とりあえず失敗はなさそうなものを、と思って注文しましたが、これは普通に正解でした。
濃厚で美味い!やっぱりお酒が進んじゃう。
さて、ここでメインの登場。
オ オ グ ソ ク ム シ の 丸 揚 げ
ほんとにこれ食えんの?って感じ。
衣でオブラートに包むわけでもなく、まさかの素揚げ。
裏返すと↓こんな感じ
もはやゴキ〇リにしか見えない(お店のメニューにゴ〇ブリもあるけど!)。
ハサミを渡されて、「これで切り分けてお召し上がりください」と言われました。
は?これを?ハサミで切るの???
……仕方ないので勇気を出して思いっきり切ってみました。
………凄惨な現場が生まれました。。。
(あまりにグロテスクだったので、写真を撮るのを忘れました)
で、おそるおそる一口食べてみる。
……エビだ。エビだわこれ。
味はまるっきりエビと同じ。ただ、中身が少なすぎて、エビの殻をパリパリに揚げたものを食べてる気分。
普通に美味しいんだけど、食べ終わってから気付きました。
「これならエビを食べた方がいいわ……」
10~15cmくらいの大きさで1,980円もするので、コスパ的に完全にエビの勝利。
とりあえず、話のネタ作りと思い出作りにおける価値ということで。
最後の〆はちょっと落ち着きたくて、普通に美味しそうだなと思ったイノシシのホルモンカレーを注文。
これ、かなり美味い。
ホルモンの旨味とキツめのスパイスがとっても合います。最高の〆でした。
店から出た後、思わず口をついて出た感想が「あ~美味しかった」でした。
直後に、「俺は何を言っているんだ……?」と頭を抱えました。なぜならそんなはずじゃなかったから……
ただ話題作りのために行っただけなのに、こんなに満足できるほど美味しいものを食べれるとは思ってもみなかったんですよ……!
というわけで、グロテスクな見た目でも美味しければなんでもいい、という方にはオススメかもしれません。
さすがにゴキブリは勇気が出なくて注文できなかったんですが、どうやらオオグソクムシ同様エビみたいで美味しいらしいので、勇者がいらっしゃれば試してみてください。。。
(追記)
2019年3月に、珍獣屋 渋谷店がオープンしたそうです。まさかのチェーン化。
行きやすくなったという人も多いと思うので、もし興味があればこちらもどうぞ。